香港で今一番ゴージャスなホテル、ローズウッド香港のスイートルームに泊まる

今回紹介するのは、2019年年3月に尖沙咀エリアにオープンした高級ホテル、ローズウッド香港。先日、そのスイートルームに泊まってきたので、詳しくレポートしたいと思います。

著者は香港在住なのでなかなか市内のホテルに泊まる機会はないですが、今まで訪れた香港のホテルの中で確実に一番贅沢で、ゴージャスなホテルだと感じました。

ローズウッドグループの旗艦的ホテル

ローズウッド香港は、香港を拠点とするラグジュアリーホテルブランド、ローズウッドのフラグシップホテル。世界15カ国で展開するローズウッドが満を期して、そのお膝元の香港にオープンしたホテルです。それだけにブランドがこのホテルにかける意気込みが半端ではありません。

まずホテルのあるロケーションが凄い。ローズウッド香港は、九龍島、尖沙咀のヴィクトリアハーバーに面した超一等地に誕生した巨大商業施設、ヴィクトリアドックサイド内にあります。

観光客にもお馴染み、香港島のスカイラインを一望できる尖沙咀プロムナード沿いにあり、ペニンシュラホテルなどの高級ホテルや世界中のファッションブランドのブティックが集まる繁華街でもあります。

その好立地のおかげで、322室ある客室の8割以上の部屋から、香港を象徴するヴィクトリアハーバーを見渡すことができます。

都市化が進む香港において、このような超一等地に大型ホテルを新しく開業するのは至難の技。しかしながらローズウッドは、その親会社である香港の大手不動産デベロッパー、ニューワールドグループとの密接な関係により、彼らの開発したヴィクトリア・ドックサイド内の最高のロケーションに入居することができたのです。

ちなみにローズウッドもニューワールドも香港の富豪一族、チェン一家の関連会社。(このあたりの話は以前このブログでも書いたことがあるので、この記事を参照に。)すなわち、ローズウッド香港は、香港を代表する名家、華麗なるチェン一家の関連企業が勢ぞろいした、一族の威信がかかった一大プロジェクトなのです。

ローズウッド香港の華麗なる裏話があります。ホテルが開業して間も無く、そのボールルームで最初に行われたイベントが、タイの名家タクシン家の長女の結婚式でした。もちろんタイ前首相タクシン氏も出席。その華やかなイベントにより、ローズウッド香港の格が決定的なものとなりました。

実はそのタクシン家自身は、ローズウッドバンコクのオーナーでもあります。アジアの華麗なる一族は色々な形で繋がっていて、お互いの富を肥やしているのですね。昨年ヒットした「Crazy Rich Asian」の世界観、そのもの!

インテリアは世界的デザイナー、トニー・チー

ローズウッド香港のインテリアデザインを担当したのは、ニューヨークを拠点として活躍するトニー・チー氏。ホスピタリティ業界では大変著名な世界的デザイナーで、パークハイアット上海やアンダーズ東京なども彼のデザイン。

ローズウッド香港のインテリアを一言で表すと、中華と西洋の要素を融合したシノワズリスタイル。このようなオリエンタルと西洋の折衷スタイルは、アジア中のホテルで使い古されたお馴染みのコンセプトです。

しかしローズウッド香港では、トニー・チー氏の手腕により、今までにないほどコンテンポラリーかつラグジュアリーな仕上がりとなっています。何と言っても、細部にわたって見られる装飾の作り込みが半端ない〜。

さらに、このホテルに独自のキャラクターを与えているのが、館内に飾られた数々の現代アートのコレクション。

ホテルエントランスの車寄せには、ヴィクトリアハーバーを背にヘンリー・モアーの彫刻が。
インスタでもよく目にする、インド人アーティストによる巨大ゾウの彫刻。
ダミアン・ハーストの蝶々が壁に飾られたティーラウンジ、その名も「バタフライルーム」。

他にも館内至る所にアート作品が飾られています。これらは、現代アートへの造詣が深いチェン一族の個人的コレクションでもあります。