香港でインディペンデント系シネマといえば

日本でもアート系の映画を上映するミニシアターは、大型シネコンなどに押されて、年々、経営が難しくなってきていると聞きます。お金儲けにドライな香港ではなおさらのこと。市内の多くの映画館ではハリウッドの話題作など、集客が見込める映画のみの上映に限られていて、ヨーロッパなどのアート系映画を観れるのはごく稀です。学生時代、世界中のインディペンデント映画を週1〜2作品のペースで観ていた僕としては、とても残念なことです。

そんな香港で、唯一、インディー映画を積極的に上映しているのが、九龍側の油麻地にあるブロードウェイ・シネマテーク(Broadway Cinematheque)。館内の4つのスクリーン(各115席)で、随時、アート系の新作ロードショーや気鋭監督の作品、企画モノなど幅広いラインナップの映画を楽しむことができます。日本の映画もよく、上映しています。

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個性的な外観のブロードウェイ・シネマテークは、香港にいる映画ファンの聖地的存在。

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入り口を入ってすぐに、チケット売り場と売店があります。

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館内はインダストリアルな素材と木の格子が多用されており、とてもスタイルッシュ。

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地元の設計事務所、Edge Designによるデザインです。

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吹き抜け空間なんかもあり、香港の他の映画館と比べ、とてもデザインに凝っています。

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この映画館内には、スクリーンの他に、DVDレンタルショップや、

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映画のサウンドトラックやポスターが買えるショップ、

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映像・アート関係の本を扱う本屋を併設しています。日本のTSUTAYAみたいな感じ〜。

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本屋の隣にはカフェもあります。その名も’キューブリック’。

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サラダの他に、サンドイッチ、パスタ、ハンバーガーがありました。
ケーキ類やお茶の種類も充実しています。

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この場所、サブカル好きにはたまらない雰囲気がビンビンしてきます〜。
あ〜、学生時代を思い出す〜。こういう場所で何をするでもなく、一日中ただ浸ってたな〜。
このように関連ショップが充実していて、映画オタクにはたまらないブロードウェイ・シネマテークですが、そのロケーションがとても独特〜。油麻地の地下鉄の駅から歩いて5分ほどにあるこの映画館は、サブカルとはかけ離れた、公共団地の一画にあります。

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映画館の周りには、子供達やお年寄りなどがくつろいでいて、生活感がいっぱい〜。

映画を見終わった後はその世界にちょっぴり浸っていたいのに、映画館を出るとすぐ、現実に引き戻される感じがします。それも香港らしさ〜。

普段は映画館と油麻地の地下鉄駅を一直線に移動するだけで、この周辺のことはあまり気にとめたことがなかったのですが、いろいろ調べてみると、以外と面白いことが分かりました。今日は天気がいいことだし、ちょっと周りを散歩してみましょう〜。

次回へ続く。